食と農

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女満別小学校発「『いのち』をつなぐ」活動報告

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女満別小学校発「『いのち』をつなぐ」活動報告

感謝の気持ちがあるかぎり 文章 遠野 史弥

第1章 〜じゃがいもの生産、流通(行き先)について〜

ふだんおいしく食べているじゃがいもは、どういう場所に流通して、どういう使い道をしてここまできているのかが知りたいから調べてみました。

1. じゃがいもの生産量について

農業産出額の内訳(円グラフ)

日本でのじゃがいもの生産量は、年間約300万トンも作られています。だけど平成元年から去年までの生産量はだんだん少なくなり、それに対して輸入量はどんどん多くなってきました。だからもっともっとじゃがいもを作る農業が多くなってほしいと思いました。ジャガイモを作る都道府県の1位は北海道、2位は長崎県、3位は鹿児島県と暖かい地域でも寒い地域でも作っています。年間約300万トンが生産されていますが、その中の北海道は7割もじゃがいもを作っていて、その中でも十勝、網走支庁が特に作っていることが分かりました。網走支庁の中にはもちろんここ「女満別」も入っています。女満別で作っている物をグラフにまとめてみると、100%中、18%もいも類を作っていることが分かりました。だから女満別で「作っている農作物は?」と聞いたら「ジャガイモ」がすぐ出てくるそうです。このように日本ではいっぱい「ジャガイモが作られている」ということが分かりました。

2. じゃがいもの生産量の変化について

今度は、もっとじゃがいもの生産の事を知りたくなりなぜ「生産量が少なくなったのか」を調べてみたくなりました。昭和時代のころはちゃんと300万トンをキープしていましたが、平成元年からどんどん下がってきてついに300万トンを切りました。なんと平成元年からどんどん建物が増え、ジャガイモを作る場所がなくなってきたからだそうです。もう少し調べてみると、じゃがいもの自給率は昭和46年までは100%でしたが、昭和47年になるとじゃがいもの輸入が始まったのがきっかけで、輸入品にたよってしまい平成15年にはもう、自給率が80パーセントになってしまったらしいです。この輸入品の4分の3は加工食品として使われているらしいです。このようにじゃがいもの生産量が減っている理由がわかりました。

3. 女満別のじゃがいもの流通、使い道について

次は、女満別でじゃがいもが生産されて「どこに行っているか(流通)」そして「どういう使い道をされているか」を調べてみました。すると、女満別では主にカルビーポテト会社に加工食品用として送るのが一番多いパターンらしいです。あと北海道の中(道内)で流通している所と、北海道の外(道外)で流通している所があることが分かったので調べてみると、道内ではさっきも言ったように「カルビーポテト会社」、「クレードル食品会社」に流通されていていることが分かりました。カルビーポテト会社には加工食品用として送られていて、しかも送る種類がきまっていて「トヨシロ」というジャガイモの種類を送っているらしいです。この「トヨシロ」という種類は女満別でも特に多く作っている事がわかりました。道外では主に名古屋の市場に送られている事が分かりました。名古屋の市場には、食用で「男爵」という種類を送っているらしいです。「男爵」という種類は「トヨシロ」と同じようにいっぱい作られていて、食用以外にも色々な使い道で送られている種類らしいです。ほかにも、流通している場所はわからなかったけど、「デジマ」と「ニシユタカ」と言う種類は種イモ用として送ることがわかりました。このように女満別のじゃがいもは色々な所に流通して、色々な使い道をされていることが分かりました。

第2章 〜世界の農業〜

今まで「日本」の「じゃがいも」のことについて調べたから、今度は「世界」という広いはんいから、ある1つの農作物だけじゃなく、様々な農作物について調べてみたいという動機から調べてみました。

1. 世界の農作物の生産について

前は日本のじゃがいもの生産について調べたから、今度は世界の農作物の生産について調べたいと思いました。まずは日本と近い中国のことについて調べてみました。中国は米を一番作っている国として有名です。中国だけで「世界の米の生産量」の35%もうまります。しかし人口が多いためたくさんの米を輸入しています。しかも中国は今、問題になっている「地球温暖化」のせいで二酸化炭素が多くなり、生長が早くなり育てる期間が短くなり、農作物の生産量が減ると予想されています。このまま30年たつと、小麦、水稲、トウモロコシの3大作物が5〜10%減るらしいです。この3大作物の生産量が減り続けているため、世界市場で売られているこの3大作物はどんどん価格が上がっています。こんなことにならないために中国は色々努力しているらしいです。アメリカも中国と同じようにトウモロコシがいっぱい作られていますが、トウモロコシは熱に弱いため、地球温暖化のせいでどんどん生産量が下がっています。世界でも日本と同じように農作物の生産にこまっている事がわかりました。

第3章 〜外国から輸入された食品〜

第1章で「じゃがいもの生産」について調べた時に、「日本の農作物の自給率が少ないので、外国から食料を輸入している」と知ったので、その食料はどういう食料なのかを調べたいという動機から調べてみました。

1. 外国から輸入された食品

国別農作物輸入額(グラフ)

日本は建物等を多く建て、農業をする所がだんだんなくなっているので自給率が少なくなっています。日本は「世界最大の農作物輸入国」と呼ばれているほど、日本は外国から食料を多く輸入しています。この横の図は輸入している量です。どういう食品を輸入しているかというと、例えば日本人がよく食べる天ぷらそばは「小麦、大豆(揚げ油)」等で作っています。天ぷらそばを作るときの小麦の48%は「アメリカ合衆国」の物です。日本は3%だけです。同じく大豆(揚げ油)の77%はアメリカ合衆国で日本はたったの3%です。ほかにもタマネギ、ブロッコリー、アスパラガス、カボチャ、レタス、セロリ、サトイモ、レンコン、シイタケ、ニンジン等々、色々な野菜の輸入量も増えてきています。日本人はほぼ日本の食べ物を食べていなくて、輸入された食べ物を食べていることがわかりました。これからの日本は輸入量を減らして建物をいっぱい作らないで農業をすれば栄養のある日本の食事が食べられます。だからそうなるような努力を日本人全員にしてほしいです。

終わりに

僕の「いのちをつなぐ」というのは、食べ物が人間の手から生産されてまたそこから使い道、流通先が分けられて人間、動物が食べる、それを食べた人間が農作物に感謝をこめてまた生産、その繰り返しだと思います。だけど第2章や第3章でわかったように、「地球温暖化」等で生産量が減ったり、日本は建物をいっぱい建て農業をする場所が減ってきています。だから生産量が少ないので外国から輸入したりして日本人はちゃんと栄養のある日本食をあんまり食べていません。だから日本人が出来る努力を探して、もっともっと日本食を食べたいです。



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2005;2006 学習素材のデジタル化連携促進事業