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わしのとまり木さんの流氷日記

2013年3月21日

今年もSLオホーツク号が走ります

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昨夜は吹雪になりました。今朝は晴れていますが、強風が続いています。流氷は昨日と同じく北浜の「わしのとまり木」からは見えません。

この流氷日記でもノロッコ号はじめ、日本で唯一車窓から流氷が見られるJR釧網線を紹介してきました。
2011年の夏、網走では36年ぶりとなる蒸気機関車がSLオホーツク号として北見〜石北線〜網走〜釧網線〜知床斜里で運転され、2012年夏も同じように運転されて沿線は大いに盛り上がりました。
そして今年の夏も6月22日と23日にSLオホーツク号が運転されます。

2011年に運転されたSLオホーツク号です。現在の網走の鉄道JR石北線・釧網線では1975年に蒸気機関車が全廃されて以来、36年ぶりに蒸気機関車が走り、ちょうどエゾスカシユリやエゾキスゲなどが咲き乱れる小清水原生花園の花が最盛期ということもあり、マスコミでも空撮などで大きく報じられました。
網走駅をはじめ、沿線主要駅では歓迎イベントが行われて大変な盛り上がりとなりました。

昨年試運転で北浜駅に停車中のSLオホーツク号です。
当初SLオホーツク号の運転は2011年と2012年の2回ということで、2013年以降は白紙ということでした。
しかしこの2回の運転での沿線の盛り上がりと、2013年以降も継続して運転をという熱意をJR北海道さんが理解してくださり、今年も運転されることが決まりました。

JR北海道は小型のSL、C11型を2両保有しており、釧網線の釧路側で毎年冬に運転されているSL冬の湿原号など、道内各地で臨時列車として運転していますが、いずれも約70年も前に製造された機関車で、それを安全に本線上を運転させるのは私達素人には分からない大変なご苦労があるようです。

2011年、2012年とも主要駅でSLオホーツク号の歓迎イベントが行われました。この写真は昨年の網走駅でのイベントの様子です。網走はSL誘致の先頭に立っていることや、上下共にSLが給水などのために1時間ほど停車することもあり、地元及び道東の食をテーマに盛大なイベントを行いました。
今年も主要各駅でイベントが計画されています。網走では今年も現在売り出し中の「網走ちゃんぽん」など、地域の食をテーマにしたイベントを行います。

今年のSLオホーツク号の運転は6月22(土)・23(日)の2日間、北見〜網走〜知床斜里を各1往復し、各駅でのイベントもこの2日間行われます。
SLオホーツク号は全席指定席で1ヶ月前に全国のみどりの窓口で発売。

そして本運転の前、6月20日に試運転を兼ねた沿線住民の試乗会が行われ、21日にも試運転が行われると思います。
私もまた「わしのとまり木」の運営の合間などにスタッフとして参加することになりますが、オホーツクの空に響くSLの汽笛が楽しみです。


網走自然ガイド&旅人の宿 わしのとまり木 金指 功(かなざし いさお)
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