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わしのとまり木さんの流氷日記

2013年3月18日

濤沸湖にアオサギ

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午後に濤沸湖を見て周っていたらアオサギが居ました。アオサギは全国どこでも、大都市のどんなに汚い所でも見られますが、網走周辺では冬は見られない夏鳥です。私が見たのは今年になって初めてです。

大都市圏でもごく普通にみられるので普段はほとんど注目されません。実際私も移住前はほとんど関心がありませんでした。でもアオサギは日本最大のサギでもあり、よく見ると結構美しい鳥です。

網走周辺では冬は見られず、3月になるとまた姿を現します。そして他の野鳥達と同様にこれから繁殖に入ります。
特に網走湖畔の大きなコロニーは知られており、JR石北線の車窓からも見ることが出来ます。

私がアオサギの姿を見たのは昨年の11月以来で、網走に移住してからは春を感じる野鳥のひとつでもあります。
今月13日にこの流氷日記でもヒシクイの飛来をお伝えしましたが、この時期になると春はどんどん加速してきますね。

そして濤沸湖では大変数が少ないですが、毎年繁殖しているタンチョウも居ます。濤沸湖のタンチョウは冬は鶴居方面の給餌場で過ごしているようで、やはり3月になると戻ってきます。
この冬は私自身の記録だと12月20日に見たのを最後に見なくなり、そして2月25日に戻って来たのを確認しました。いつもより早いお戻りでした。
この写真は今日アオサギを見た後に見られたものです。

大変少ないのでなかなか見られませんが、今月末くらいには葦原に篭って繁殖に入ると思います。静かにそっと見守っていきましょう。


網走自然ガイド&旅人の宿 わしのとまり木 金指 功(かなざし いさお)
わしのとまり木HP  http://inspot.jp/kanazashi/